2023.03.14

インタビュー

多様化した働き方を後押しするオフィスへ

在宅勤務の推進(出社率:約10%)に伴い、180坪から90坪のオフィスに縮小移転した企業様の事例を、担当者様への取材・一問一答形式でご紹介致します。

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イントリックス株式会社

事業内容     :BtoB企業のインターネット活用支援
変革対象     :本社(180坪→90坪)
本社在籍人数   :約870名
主な変革内容   :館内縮小移転 / フリーアドレス化 / ABW化
プロジェクト期間 :2022年8月~2023年1月(6ヵ月)

取材日   :2023年2月28日
取材対象者 :経営管理部 伊澤雅貴 様,益子萌 様

インタビューの様子

ティーズブレイン担当者(以降【TB】)
イントリックス株式会社 伊澤様・益子様(以降【INTRIX】)

【TB】
まず、簡単に貴社の事業や掲げているミッションについて教えていただけますか。
【INTRIX】
「日本のINDUSTRYをINTERNETでINNOVATEする」をミッションに掲げ、日本のBtoB企業のデジタルコミュニケーションの支援をしています。
BtoB専門の戦略コンサルからWEB製作、システム導入、運用保守まで上流から下流までを一気通貫で行っています。

【TB】
館内縮小移転されたきっかけは何だったのでしょうか。
【INTRIX】
移転は2年前の契約更新のタイミングから課題として挙がっていましたが、そのタイミングでコロナが蔓延し、オフィスが必要なのかどうかという議論になりました。
一旦は現状維持というところで2年間使った結果、いよいよ面積の縮小だろうと動き始めました。

サービスオフィスや別ビルへの移転、オフィスをなくして完全リモートなど様々な選択肢が出た中、たまたまこの場所が空いているという幸運も重なり、最終的には、館内移転をしようと決定しました。

【TB】
移転前に貴社が抱えていた課題を教えてください。
【INTRIX】
コロナ禍でリモート勤務が推進されて以降、活用されていないオフィススペースがかなりありました。
また、機能としても、デスクが川の字に並んでいるだけで果たして良いいのか?と。
オフィスに出社する人とリモートをする人が混在する中で、どういった形がオフィスにとって一番いいのかというのは、検討する必要がありました。

【TB】
オフィスとリモートのハイブリッドワークはいつから実施されているのでしょうか。
【INTRIX】
第一回緊急事態宣言期間に完全在宅としましたが、「リモートをやってみたらできてしまった」という感じだったんですね。
コロナ禍以前は完全出社でした。
徐々に規制が緩和されて出社して良くなっても、同じような温度感でリモートを続ける社員が多く、現在まで続いています。
(出社率10%)

【TB】
この働き方は今後も継続される予定ですか。
【INTRIX】
そうですね。3/1からは月3回オフィスに出社することとし、出社率を15%ほどまで上げる予定です。

【TB】
今回は3社コンペだったと伺っておりますが、ティーズブレインが貴社に選んでいただけたのは、どのような点からでしょうか。
【INTRIX】
他社には全くなかった提案が、ウォールアートと、コンセプトに「X innovation『多様性』×『自律性』」を掲げてそれをデザインに反映させていた点で、斬新というか、私たちも思いつかなかったです。
また、「今までの当社のイメージややり方を大きく変えてくれそうなエネルギーを感じた」という意見もあり、ティーズブレインに決定しました。

【TB】
ご要望を大きく3つ頂戴していたようですが、こちらの意図や背景を教えてください。
①疎外感をなくし、オフィスの多様性を重要視
②シェアオフィス、在宅ワークと多様化する働き方を受け止められるオフィス
➂質の高い議論や会議が行われる環境のレイアウト
【INTRIX】
多様性に関しては、毎日出社する人も、1年に1回しか出社しない人も混在するようになり、以前のオフィスのままだと、新たに入ってきた社員が馴染みにくかったり、帰属意識の醸成が難しかったり、コミュニケーションの活性化が難しいということが出てきたので、この課題を解消していきたいと考えました。
当時、色々なことを検討していく中で、ワーケーションのトライアルやシェアオフィスのテスト導入をしてみた結果、当社は色々な働き方ができるという結論にたどり着いたことが大きかったと思います。

会議環境に関しては、当社の社長が戦略コンサル系出身ということもあり、もともと議論が多い会社なんです。
ですから、質の高い議論を実現するハード面を検討していたところ、働く場所を自ら選択するABWを知って面白いと思い、会議環境に限らず、ABWオフィスを設えたいと思いました。

【TB】
シンボルとしてウォールアートを取り入れられましたが、導入を決めた背景や、デザインに込められた想いを教えてください。
【INTRIX】
新しいオフィスでは一目で弊社を表すような、シンボルになるものを設けたいと考えていました。
また、移転前の状態からそのまま縮小するのではなく、新しいイントリックスとして生まれ変わりたい。一方で、企業ビジョン・ミッション等の、創業当時から変わらない部分を残したい、と考えていました。
こういった背景もあり、今回、TBから提案されたウォールアートを導入しましたが、社員参画型でできた点がよかったです。
ウォールアートはSNSでも発信しましたが、アートの前で写真を撮りたいと言ってくださる方もいて、反響もとても良いです。

【TB】
新オフィスに対する感想をお聞かせください。
【INTRIX】
新しいことが始まるのではないかというワクワク感があります。前向きになるオフィスといいますか。
完成したオフィスを初めて見た時は、これからはクリエイティブに、工夫して働かないといけないなと感じました。

【TB】
想像していたオフィスと実際のオフィスに差はありましたか。
【INTRIX】
「ほんとにそのまま出来上がるんだ」という感じで、イメージ通りの再現性で驚きました。

【TB】
新オフィスは上手く運用されていると思われますか。
【INTRIX】
会議室の数が減ったので、今までの感覚で使うと足りません。
ですから、予約時間の厳守や、会議室でなければならない会議なのか、本当に必要な会議なのかを考えて会議数自体を減らすなど、検討しながら運用していければと思います。
まだ戸惑っている社員も多いようで、新たに導入した席よりも転用したデスクに座りがちですが、その他大きな問題はありませんね。

【TB】
貴社にとってオフィスはどのような存在でしょうか。また、以前と変化した部分があれば教えてください。
【INTRIX】
私は「可能性」であると捉えています。
役員も「こんなことができそうだ」「あんなことができそうだ」を膨らませていたりと、以前は単純に「仕事をする場所」「拠点」だったものが、今は変化したと感じています。

【TB】
新オフィスの何を、誰にアピールしたいですか。
【INTRIX】
社員に対しては、オフィスに来ると何かが起きる、起こせるといった、オフィスに出てくる意味を感じてもらいたいです。
求職者やクライアントに対しては、イントリックスの良さや強み、魅力が伝わる場所になればと思います。他と違うなと感じてもらえたり、興味を持ってもらえると嬉しいですね。

【TB】
今後もハイブリッドワークを行われるのであれば社員コミュニケーションについてはどのように実施していかれる予定ですか。工夫されていることはありますか。
【INTRIX】
コロナ禍以前から「ランダムランチ」というものを導入しており、1グループ3,4名でランチを共にする機会を月1回設けています。対面であれば、外食でも、購入して来てオフィスで食べても良くて、それらはグループで決めてもらい、費用を会社で支援しています。
コロナ禍では対面が難しかったですが、これからまた対面で実施していけたらと考えています。

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