2023.03.07

プレスリリース

コミュニケーション課題に対する施策を実施
~当社実態調査の結果と施策レポート~

企業の「働き方変革」と「オフィス構築」を支援する株式会社ティーズブレイン(所在地:東京都品川区、代表取締役:竹下仁、以下当社)は、当社のオリジナルサーベイ「モバサク -Mobile Work Success-」※を用いた実態調査を毎年実施しています。
今回は、中小企業が施策を検討する際の参考数値として、当社が本年の調査結果から打ち出した施策と、一部その効果についてアンケート結果をお知らせします。

施策として実施しているリラックスタイムの様子*

モバサク -Mobile Work Success-
東京大学大学院との産学連携により共同開発したサーベイ。
前身となる『働き方パフォーマンス診断』を、昨今の働き方に対応させる形で2020年にリニューアル。
オフィス学の「生産性高く働くためには、行動・組織・環境のマネジメントを掛け合わせて施策を打つことが重要」という考え方に基づいて設計されており、行動・組織・環境の3視点で診断。
複数のセグメント(全社、役職別、部署別、勤続年数別 等)で診断し、これらをクロス分析することで組織の課題を可視化する。

*除菌剤の噴霧等の対策を実施しています。

■調査概要

主旨・目的   :社内実態の把握、組織課題の浮き彫り、生産性向上のための参考とすること。
利用サーベイ  :モバサク -Mobile Work Success-( https://tb-mobasaku.jp/ )
診断セグメント :全社、役職別、部署別、職種別、勤続年数別、年代別、性別別
アンケート期間 :2022年9月20日~2022年9月27日
対象      :2022年7月までに入社した社員23名
調査手法    :均等割付を行ったうえで分析を行った。
備考      :① 特記がない場合、「そう思う」は「やや」「非常に」すべてを含んだ割合(%)で報告する。
          「そう思わない」「重視する」「重視しない」も同様とする。
         ② 特記がない場合、グラフはすべて「全社」の結果を添付する。

■2021年 調査結果の概要

<課題①:オフィスの集中機能>


「集中を要する業務にふさわしい場所や機能が充実している」「周囲に気を取られることなく仕事ができる場所や機能が充実している」の両設問において、「非常に重視する」と答えた人がそれぞれ30.4%、34.8%となり、他設問と比較して重視度が高かった。

現状の満足度はそれぞれ91.3%、87%と高いが、その内訳は「ややそう思う」にとどまった人がそれぞれ39.1%、34.8%を占めていた。また、環境編の総合評価では、全設問で最も現実と理想のギャップがある項目となった。

また、全員(100%)がオフィスでリラックスできることを重視しているが、現状はリラックスできると思っていない人が30.4%と多い。特に営業職はオフィスの「居心地が良い」という設問で、「そう思わない」と回答した人が42.9%と高かった。
「非常に快適」であることも全員(100%)が重視しているが、現状の満足度は78%であった。
「ワクワクする」は82%の人が重視しているが、現状は「そう思わない」人が65.2%と、現状と理想のギャップが大きい結果となった。

<課題②:コミュニケーション>

71.8%のコミュニケーションが自部署内で完結し、閉鎖的なコミュニケーション傾向が見受けられる。
かつ、他部署のメンバーとの時間を「長くしたい」と考える人が39.1%と高く、部署間を超えたコミュニケーションが課題となった

また、「日頃は顔を合わせないような人(一緒に仕事をする機会が少ない人)と出会う機会を高める工夫がされている」「予定されていない偶発的な会話が発生するような仕掛けがある」という設問では、どちらも重視度が78.3%と高い値である一方、現状は「そう思わない」と回答した人は、それぞれ34.7%、26.1%おり、現状と理想のギャップが課題となった。

<課題➂:創造性・革新性の低さ>

創造性や革新性は全社的に低かった。「私は革新的だ」という設問では、「そう思う」と回答した人が過半数(52%)だが、そのうち「ややそう思う」と回答した人が43.5%を占めるなど、ポジティブな回答ではなかった。昨年も低い結果であったことから、新たな発想や創造的なアイデアを生み出す取り組みが求められる。

■実施施策

①課題:機能性(集中)の改善(課題①)

施策:固定席の社員のABW※運用、集中エリアでの固定電話以外の通話禁止
内容:フリーアドレス席以外の社員(固定席は集中エリア内に設置)もABW運用を促進し、かつ、固定電話(固定席に設置)以外の通話禁止とすることで、集中エリアの環境改善を行いました。

※ABW(Activity Based Working)
仕事内容や気分に合わせて、働く場所や時間を自由に選ぶ働き方

②課題:リラックス&部署間コミュニケーションの促進(課題①②)

施策:リラックスタイムの導入(メイン画像参照)
内容:週1回30分程度、豆から挽いたコーヒーや菓子を提供し、主に歓談を楽しむ時間を設けています。リフレッシュをしつ つ、歓談を通したコミュニケーション活性化をはかっています。
開催場所のパントリーカウンターはコラボ・コミュニケーションエリアに設置されており、集中エリア入口と社員通用口の前(導線)に位置するため、集中エリアで作業している社員や、外出から戻ってきた社員も参加しやすいポジショニングとなっています。

➂課題:創造性・革新性の増進(課題②③)

施策:イベントの開催(新年会)
内容:普段の業務とは異なる形式や新たな発想が不可欠であると考え、「ワクワク」「革新性」「創造的」「活気ある」をキーワードに、部署間のコミュニケーションも取れるイベントとして新年会を企画しました。
20~30代の若手7名で構成するプロジェクトを立ち上げ、企画から当日の運営まで行いました。
会場・レクリエーション・景品・BGMといった細かいことまで検討し、中でもレクリエーションでは、部署・年齢・役職を横断して、活気がありワクワクを感じる新年会となるゲームを企画しました。

(ゲーム内容:https://www.t-sbrain.jp/wp/newsroom/othertopics/1449/

■新年会開催後のアンケート結果

■関連コラム

・ https://www.t-sbrain.jp/wp/newsroom/pressrelease/226/
・ https://www.t-sbrain.jp/wp/newsroom/othertopics/1087/
・ https://www.t-sbrain.jp/wp/newsroom/pressrelease/1189/
・ https://www.t-sbrain.jp/wp/newsroom/othertopics/1449/

■会社概要

会社名   :株式会社ティーズブレイン
所在地   :東京都品川区東五反田5-21-15 メタリオンOSビル4F
代表取締役 :竹下 仁(たけした ひとし)
設立    :2010年2月3日
資本金   :23,900,000円
連絡先   :TEL.03-6408-5000/FAX.03-6408-5005
URL    :https://www.t-sbrain.jp/wp
事業内容  : 働く環境の変革コンサルティング事業
        働く人のパフォーマンス向上コンサルティング事業
        オフィス(構築)にかかわるコスト削減事業 等

■本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

株式会社ティーズブレイン
広報担当 梶原 朋彦
TEL: 070-1279-5821 / e-mail: t.kajiwara@t-sbrain.jp

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