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2022.08.30
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多様性を生かすために重要なこととは?
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2021年6月に改正された「育児・介護休業法」は、2022年4月から段階的にて施行される流れとなっており、2回目の改正となる2022年10月には、出生時育児休業(産後パパ育休)と育児休業の分割取得が可能になります。
間もなく施行が開始する育児・介護休業法の例をあげましたが、男性の育児への参加のみならず、今後ますます企業は働き方の多様性を求められていくと考えられます。
コロナの影響で半ば強制的に変化した働く場所の選択や、一層のダイバーシティ推進も働き方の多様性と捉えられるでしょう。
これに対応していけない企業は、新たな視点によるイノベーションや、グローバル市場における競争力、人材獲得競争などにおいて他社に後れを取ってしまうなど、企業成長への影響は無視できないものとなっていきそうです。
逆の表現をすると、多様性を生かすことが事業の成長と企業の発展を促すといえるかもしれません。
しかし、単純に制度改定するだけでは、実現することはなかなか難しいのではないでしょうか。
新たな制度や柔軟な働き方を浸透させるためには、組織に合った制度を定め、併せて、社員の意識変革を促す必要があります。この際、当社が重要だと考えているのは「正確な現状把握」です。
目指す働き方に対して何を強化・改善する必要があるのかを可視化することで、正確な現状把握が可能になり、より自社に合った形で制度を定めることができます。
また、社員に新たな制度の浸透をはかる際には、エビデンスを示すことで説得力が生まれます。これらは、社員の組織への信頼ともかかわる部分ですので、とても重要です。当社で現状把握を行う際には、東京大学大学院と共同開発した自社サーベイ モバサク(現状と理想のギャップを可視化できるツール)を利用しています。
現状把握を行う際のポイントの一つは、客観的に分析することです。
固定観念や主観的な考え方に引っ張られることがないよう、モバサクなどのサーベイの活用や、第三者を入れて客観的に可視化する方法を検討されることも一つです。
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