NEWS ROOM

みんなで学ぼう!働き方と働く環境♪ No.3

2022.02.22

  • 共同研究

このコーナーでは、
当社が東京大学大学院経済学研究所/稲水伸行准教授と実施している共同研究の内容や、
研究の様子、研究結果などを定期的に発信しています。
(関連記事: https://www.t-sbrain.jp/newsroom/study/495/ )

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今回は「オフィスデザインの持つ3つの機能」についてご紹介したいと思います。

オフィスデザインの持つ3つの機能とは、
カルフォルニア大学のエルスバッハ教授とニューヨーク大学のベッキー教授が、
2007年に共同で出した論文に記されている考えで、
「手続的機能」「象徴的機能」「審美的機能」の3つを指します。

こちらはオフィスと組織の関係性について共同研究をしている中で
先生よりご教授頂いた学術的な知見になります。

本記事では、第一弾として「手続的機能」について触れたいと思います。
これはオフィスワーカーのパフォーマンス(効率性,品質,創造性)や
満足(居心地の良さ,所属意識)を改善する機能であり、個人の問題解決,
グループの意思決定やコラボレーションを支援するとされています。

自社サーベイの「モバサク -Mobile Work Success-」においても、
手続的機能に関わる設問が組み込まれておりますので、その一例をご紹介いたします。

・周囲に気を取られることなく仕事ができる場所や機能が充実しているか
・人事情報等の秘匿性ある話しをするための場所や機能が充実しているか
・予定されていない偶発的な会話が発生するような仕掛けがあるか
・ブレーンストーミング(少人数で集まってアイデア出しをするようなミーティング)をしやすい場所や機能が充実しているか

上記の様に、個人作業における生産性を高める機能だけではなく、
コミュニケーションやコラボレーションの促進等を通じて創造性を向上させる機能など、
日々の業務に対して大きな影響を与えるのがオフィスにおける「手続的機能」です。

ある企業様では、増員対応として完全固定席からフリーアドレス席への単純な変更を予定していた中、
モバサクの受検結果として「クリエイティブなディスカッションや雑談をするための機能が足りていない」という傾向が見えたことから、
もう一歩踏み込んで、コミュニケーションのハードルを下げる様な工夫、
例えばローキャビネットに天板を付けることで、ちょっとした立ちミーティングができる場所を用意したり、
カタログの収納場所を集約することで、営業同士の偶発的な出会いを狙うなど、
コストを大きく掛けずとも、当初予定していなかった様な取り組みを行うことが出来ました。
https://tb-mobasaku.jp/

モバサクを通して現状把握をしていくことで、
働き方やワークプレイスにおける視野を広げることが出来るので、
「このままで本当に良いのかな」と不安を抱いている企業様には受検頂くことをお勧めいたします。

在宅勤務とオフィス出社のハイブリットを前提とする場合は、
それぞれのワークプレイスに適した業務を整理し、今後の出社率も鑑みながら
オフィスにおける集中とコラボの機能のバランスを検討していくことが大切です。

…ここまでお読みいただきありがとうございました!
また次回もお読みいただけますと幸いです。

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